電子部品リール管理の無駄を解消!生産効率UPで増産対応に備える
事例概要
お客様
某日系メーカー
事業
実装プロセス事業
導入ソリューション・製品
スマートリールラック®およびシステム導入までの技術サポート、ソリューションの提案
今回ご紹介するのは、某日系メーカー様の事例です。
世界的な半導体不足が叫ばれる中、製品需要の高まりから、大幅増産へ向けた生産効率UPが喫緊の課題である同社。生産台数が増えるに伴い、電子部品のリール管理、特に出入庫管理の効率化が悩みの種でした。
電子部品のリール管理の効率化は、実はどの企業にも共通する課題です。
課題解決に向けて、一体どのような取り組みを行ったのでしょうか。
導入前の背景・課題と導入後の効果
背景・課題
- リールの出入庫の時間がかかり、生産効率が落ちる
- 倉庫には多くの部材があり、リール管理が煩雑(ミスが出やすい)
- 倉庫スペースの無駄をなくしたい
効果
- リールの出入庫時間(工数)を大幅に削減(30%削減)
- 新入社員でも、ベテラン社員でもリールの場所を覚える必要がないため、作業レベルを標準化できた
- 部材の払い出し管理もデータで一元管理することで、部品交換のミスによる誤実装も防げるようになった
- 倉庫内の省スペース化を実現(25%削減)
課題解決までの道のり
背景
製品需要の高まりから、大幅増産の対応が必要になった同社。増産対応により、管理する電子部品の数も多くなっていました。しかし従来のリールラック管理では出入庫の工数がかかりすぎて生産効率が悪く、このままではせっかくの増産の機会にうまく対応できない状況でした。
提案
HP経由で引き合いをいただき、当社はスマートリールラックシステム導入を提案しました。
スマートリールラック®とは、電子部品収納ラックをデジタル化し、ラックに個々の電子部品位置情報を持たせることで、従来のリール管理の作業性を大幅に向上させる新しいラックシステムです。
スマートリールラック®導入により以下の効果が期待できます。
- 出入庫の工数の削減
- 出入庫時のミスの削減
- 倉庫スペースの削減
課題解決に向けたポイント
コロナ禍で、お客様とコミュニケーションとのやり取りが難しい状況でしたが以下の点を特に工夫しました。
- 動画を活用し、導入イメージの説明、理解促進を図る
- お客様のニーズ(確認したい点、不安な点など)に応じて、その都度、画像+動画を撮影。スマートリールラック®の良さ・利便性を訴求する
お客様のやりたいことが定まらないところから仕様や、台数を決定し、システムの要件を設定するなど、ご予算とニーズに応じた提案を行いました。
評価いただいたポイント
- まったくはじめての導入ではあったが、日系企業ならではのサポートの良さなど、安心感があった
- 他社と比べても、使い勝手がよく、スムーズに導入できる
- 入出庫が1リールあたり2-3秒で管理でき、使い勝手がよい
- ラックサイズがコンパクトでありながら、多くのリールを収納でき、収納能力が高い
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この製品を扱う事業
実装プロセス事業
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