JFEスチール西日本製鉄所様での導入事例｜ プラント情報（温度や圧力等）や、監視カメラの映像を一括管理 出来るシステムのSDxV^®（エス・ディー・エックス・ブイ）の 事例をご紹介します

今回ご紹介するのは、JFEスチール倉敷地区原料ヤードにおける事例です。
原料ヤードには多数のベルトコンベアがあり、原料を運んでいますが、ベルトコンベアの管理には多大な手間がかかります。また、一度破損（切れたり、裂けたり）すると、復旧に時間がかかり、操業停止となったり、こぼれた原料がコンベアとの摩擦により発火したりする恐れもあります。そのコンベアの管理のために最近、ネットワークカメラを設置しましたが、映像を見るだけで有効に活用できていませんでした。
この問題を解決したのは、当社が提案するソリューションSDｘV®（SCADA及びVMSの組み合わせ）の導入です。

 

 

課題解決までの道のり

背景

• 当初、コンベアの状況監視を行うため、ネットワークカメラを設置し、カメラメーカ独自の仕組みで監視を行っていましたが、使い勝手が悪く、映像の活用までできませんでした。
• そこで、使い勝手の良い映像管理システムを探す中で、弊社にお問い合わせいただきました。
• 弊社からは一旦Genetec社のVMSをご提案しましたが、本当に実現したいことを詳しく伺ったところ、映像と現場のデータ、映像をAIで解析した結果（弊社範囲外）などを統合的に管理することで、コンベアの管理を容易に、また高度に行えるものをお求めでした。
• ネットワークカメラは既設のものを継続してご使用になりたいとの要望もありました。

 

提案

そこで上記課題解決のため、映像とフィールドデータ、AI解析結果などを統合的に管理できるSDｘV^®を独自開発し、ご提案しました。

SDxV®を導入することで、映像と各種データ、AIによる画像解析結果をサーバー上で一元的に管理することが可能となります。また、現在の状況だけでなく、過去の状況も映像とデータを同期させてみることができるため、コンベアの状況の履歴管理や、予知予兆保全に役立てられるデータの蓄積が可能となるなど高度なコンベア監視を実現できました。

 

SDxV^®　システム概要

 

課題解決に向けたポイント

今回、当初のお客様のご要望は使い勝手のよい映像管理システム（VMS）の導入でしたが、お客様のやりたいことを詳細にヒヤリングしていく中で、SDxV^Ⓡ のコンセプトを構築していくことができました。

また、その中で、コンセプトの確認をしていただけるようデモ機を作成。使っていただくことで実際のシステムの機能や、使用イメージをつかんでいただき、当社の提案するソリューションの良さ（優位性）を訴求できた点が、本案件の大きなポイントとなりました。

 

評価いただいたポイント

• 広大な敷地にある現場に行くことなく、映像と、プラントデータを活用することで、中央監視センターで状況把握できるようになった。
• 移動時間の節約や、過酷な現場で過ごす時間が減少しオペレーターの身体的な負担が減少した。
• 過去の状況を確認したり、異常履歴を管理することが可能となり、高度なコンベアの管理が容易にできるようになった。
• コンベア上の荷の状況も映像とセンサの情報から正確に把握できるようになった。

 

お客様の声

★広大な敷地にある現場に行かなくても事務所で現場を管理でき素晴らしい！

★データ・履歴・AI解析結果と映像が同期され、ライブ・過去履歴を見返すことができ、非常に便利！

★誤ってコンベア上に混載するコンクリートブロック片等、異物を見つけられ、事故防止につながり安心！

 

関連情報

この導入事例と関連するソリューション

• プラントデータと動画の統合管理システム　：SDxV^Ⓡ (SCADA × VMS)
• 映像統合管理システム:VMS

この製品を扱う事業

映像データソリューション事業

生産現場の「DX化」の第一歩は工場内の見える化から。製造現場の「映像・総合・デジタル化」ソリューションで、工場内の様々なプロセスを見える化することで、業務改善や生産性向上・安全管理の最適化を実現いたします。

事業の詳細をみる